サン・セバスティアンに泊まったら、ちょっと足を延ばしてオンダリビアに行ってみてはいかがでしょう。
サン・セバスティアンからバスに乗り、10分ほどの通り沿いにある三ツ星レストラン「アルサック」を横目で見ながら、さらにバスに揺られること1時間弱。
川を挟んでむこうはフランス。訪れた国数を増やしたい人にもうってつけ。(スペインに行ってフランスはまだ、という方はかなりの少数派だとは思いますが)
もちろん訪問国数を増やすだけの町ではありません。
とにかくかわいい「映える街並み」と「世界一おいしいスープ」を出してくれるレストランのある町です。
バス通りから一本入った通りは、どこかのテーマパークのようにかわいい街並み。「スペイン=白い村」とは全くの別世界。ここはやはりスペインではなくバスクなのですね。
訪れた秋は紅葉も相まって、それはそれは美しい風景でした。
渡し船(!?)で5分、川を渡るとそこはフランス。「子供の頃は泳いで渡ったわ」と、おばあちゃんが言っているのを以前テレビで見ました。「世界ふれあい街歩き」だったかな。そんな感じの近さで別の国。あいさつも「オラ!」から「ボンジュール」へ。
あいにくの雨、どころか嵐のフランス。ゆっくり見ることもできませんでしたが、カラフルな木組みのおうちはスペイン側と一緒。あいさつも元々はオラでもボンジュールでもなく、どちらも「カイショー」。ここはフランスでもスペインでもない、紛れもなくバスクです。間に川はあるけれど国境なんて線はないのです。
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